「BIG FISH」 ビッグ・フィッシュ
空想の羽根をのばして自由に生きてきた父親が語る、どこまでが現実でどこからが作り話かわからない逸話の数々。ファンタジーの名手、ティム・バートンが描くロマンチックな世界には、ユーモラスで愛おしいキャラクターがいっぱい。「誰かを想う気持ち」を大切にしたい今、大事なのは目に見える真実だけではないと改めて気づかせてくれる一本です。
運命の人に出会って時間が止まったり、一面に敷き詰められた水仙の中でプロポーズされたり。
こんな恋人がいたら、と妄想にふける時間もきっと楽しいはず。
-STORY-
主人公は自分の人生を巧みに語ることに長けており、息子の結婚式でも巨大な魚を釣り上げた話をして招待客を楽しませていた。しかし息子は結婚式の主役であるはずの自分を差し置き、そんなホラ話をしていた父に憤りを隠せず距離を置いてしまう。子供の頃には楽しかった父のホラ話も大人になった今では父を嫌悪する理由になってしまっていた。そして3年後、父が病で倒れ、余命いくばくもない状態になったことをきっかけに、息子は本当の父の姿を探していく。